孤独死と相続放棄という選択肢【2023-03-16更新】 | 八千代市・佐倉市の不動産のことなら川島不動産

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孤独死と相続放棄という選択肢
2023年3月のニュース

孤独死と相続放棄という選択肢vol.179

 3月に入り大分暖かくなってきました。先日の休みは、子供と久々に公園遊びを楽しみました。子供は風の子なので、真冬の寒さでも平気でしょうが、大人はそうはいきません。そうかと言って、暑すぎてもきついので、今頃の季節が私にとっては一番爽快です。4月には下の子のプレ保育入学もありますので、短い春を満喫したいと思っております。

 先月、本当に私事にはなりますが、叔父と叔母が亡くなりました。千葉県ではありますが遠方で、かなり疎遠になっていて、気にもなっていたのですが、まさか2人とも亡くなるとは思いませんでした。2人は同居しておりました。もちろん同時に亡くなったわけではありませんが、発見されたときには2人とも亡くなっている状態で、検視の結果、事件性は無しとの事でした。

 左記は、内閣府が作成したデータになりますが、65歳以上の1人暮らしの方の死亡者数は、増加しております。平成30年までのデータですので、コロナ以降はもっと増えていると思いますし、人間の生が永遠でない以上、今後も確実に増加していくことになります。そのような社会情勢を象徴するかのような叔父、叔母の死でした。2人とも配偶者も子供もなく、親も亡くなっているので、相続人は兄弟、兄弟が亡くなっていれば、その子供となります。亡くなった叔母が88歳、叔父が77歳なのですが、兄弟である私の母は80歳です。母の姉はいますが、足が悪く、母だけしか動けない状況です。そうは言っても、母も上記の通り80歳ですので、私を含め家族が手伝っている状況です。

 家の中ですが、ゴミ屋敷のようになっていました。足の踏み場もなく、ゴミが敷き詰められており、雨戸も開けられる状況ではなく、最後の頃の生活を思うと、とても残念な思いがこみ上げてきました。そうは言いつつ、相続の事も考えねばなりません。現時点では、通帳も見つからず、現金がいくらあるのかどうかも分からず、司法書士に法定相続情報一覧図の作成を依頼しております。そして、現金の確認も重要ですが、今回の相続での一番の問題は不動産です。

 今回の件があり、それこそ30年振りに母の実家を訪れたのですが、どうみても簡単に売れる物件ではありません。私なら0円でも引き取りません。近日中に室内のゴミは処分する予定ですが、売却及び誰が相続するかの見込みは全く立っておりません。もし、私の母が安易に相続してしまえば、最終的には自分と兄が相続しなければなりませんし、そこでも解決できなければ、自分達の子供にまで迷惑をかけてしまう可能性がありますので、現金の把握も然りですが、本気で議論しなければなりません。相続を知ってから3ヶ月以内の相続放棄も視野に入れております。

塩田了丈

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