【会社のDNA】【2026-10-12更新】 | 八千代市・佐倉市の不動産のことなら川島不動産
【会社のDNA】vol.222
最近、企業の信頼を揺るがすニュースを目にする機会が増えたように感じます。ニデックの会計不正問題、大手ビールメーカーによる価格カルテルの疑い、そしてプルデンシャル生命をめぐる不祥事等。問題は異なりますが、こうしたニュースに接するたびに、なぜこのようなことが起きてしまうのだろうと考えさせられます。多くの会社は、誠実さや公正さを掲げています。それでも、組織の内部では、外から見える姿とは異なる価値観が根付いてしまうことがあるのかもしれません。もちろん、人間も会社も完璧ではありません。誰にでも弱い部分はありますし、間違いを犯すこともあると思います。それでも、間違った方向に進まないようにする意思を持つことは、大切なのではないかと思います。
そんなことを考えていると、ふと自分の子供のことを思い出しました。子供たちは、特に教えたわけでもないのに、生き物にとても興味を持っています。実は私自身も、子供の頃から生き物が大好きでした。団地住まいだったため、犬や猫を飼いたいとお願いしても、親には断られていました。それでも諦めきれず、野良犬や野良猫を何度も家に連れ帰っては怒られたものです。そんなこともあり、虫や小動物は何種類も飼いました。あるときは、お年玉で勝手に90センチの水槽を買い、友達の親の車で家に持ち帰って、返品するように言われたこともありました。そんな私も大人になると虫は苦手になりましたが、今でも家には犬、魚、トカゲ、植物がいます。そして、子供たちは私以上に生き物に夢中です。図書館でも生き物の本をよく借りてきますが、普通の図鑑だけでなく、危険生物や猛毒を持つ生き物等、かなりマニアックな本まで選んできます。こうした姿を見ると、これも遺伝なのだろうかと、思わず笑ってしまいます。もちろん、遺伝だけですべてが決まるわけではありません。育つ環境や、身近な人の影響も大きいと思います。
そう考えると、会社にも似たようなものがあるのではないかと思っております。いわばDNAと呼べるものです。仕事に対する姿勢や判断の基準等は、きっと経営理念や社内規則に書かれているだけで受け継がれるわけではありません。管理者の何気ない言動や日々の判断、目先の成果を優先するのか、誠実さを大切にするのか等の積み重ねが会社の文化となり、知らず知らずのうちに受け継がれていくのだと思います。小さなごまかしやルール違反が見過ごされ、それが当たり前になってしまえば、いつか大きな問題につながるかもしれません。だからこそ、問題があればきちんと報告できる環境をつくり、正しいことを正しいと言える組織であることが大切なのだと思います。
会社の信頼を築くには長い年月がかかりますが、失うときは一瞬です。不動産の仕事も、お客様との信頼関係なしには成り立ちません。物件の良いところだけでなく、注意すべき点もきちんと伝え、目先の利益に囚われず、お客様にとって何が大切なのかを考えること。こうした一つひとつの積み重ねが、会社のDNAとなり、次の世代へと受け継がれていくことが大切なのだと思います。
塩田了丈

このコラム欄の筆者
取締役 塩田
不動産売買担当として培った経験をもとに、丁寧に、誠実に、一つ一つ確認しながら進める取引を大切にしています。安心と信頼を第一に対応します。お気軽にご相談ください。
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