企業の社会的責任【2023-08-26更新】 | 八千代市・佐倉市の不動産のことなら川島不動産

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企業の社会的責任
2023年8月のニュース

企業の社会的責任vol.184

 最近、中古車販売業者であるビッグモーターのニュースを見ない日はありません。1番の問題は保険金の不正請求だと思いますが、それ以外にも枚挙にいとまがない状況となっており、利益至上主義の典型のようにも見えます。そして、このような問題が起こると、他の会社は大丈夫なのかと、誰しも思うところではないでしょうか。推測の域を出ませんが、程度の差はあれども、同じことが行われている可能性は高いでしょう。そして、それは何も中古車業界に限った事ではありません。どこの業界にも、長い間、大きく表面化されなかった問題は存在します。

 銀行で言えば、今年の6月に千葉銀行、武蔵野銀行、ちばぎん証券の3社が仕組債の販売で行政処分を受けました。仕組債の中身は複雑で、また投資にリスクはつきものですが、どこまで説明責任を果たしたかが大切です。処分を受けたということは、果たしていなかったのでしょう。そもそも個人の資産形成において、仕組債が必要なのかという疑問もありますが、なぜ販売に積極的だったかと言えば、銀行が儲かるからであります。そして、仕組債を販売していたのは、何も上記3社だけではありません。東洋経済新報社の記事によると2023年3月期決算で、地銀系証券会社の27社中10社が赤字になっていて、その他の会社も大幅な減益となったとのことです。そして、その主な要因は、仕組債の販売を停止したからであります。

 保険に関して言えば、ビッグモーターの件は、保険会社が知らなかったという理由を探すほうが難しいと思えるほどのモラルハザードであります。また、過去には保険金の不払い問題があったり、有名な保険の販売会社が、手数料率の高い保険を優先的に斡旋していた問題もありました。ただでさえ、日本の保険料は割高だと言われております。その理由の一つに大手生保の実際の保障にあてられる、純保険料は35%程度と言われております。つまりは私達が支払う保険料の内65%が保険会社の利益とコストに消えているということになります。

そして、不動産業界も同じだと思います。最近ではあまりないかもしれませんが、おとり広告はよくニュースになっていましたし、スルガ銀行も加担していた、投資用シェアハウス「かぼちゃの馬車」や住宅ローンと偽って投資用物件を買わせる手法が、問題になったのは記憶に新しいところであります。ワンルームマンションの販売においては、顧客軽視の販売手法、収支がマイナスなのに言葉巧みに購入させるということが、いまだに行われております。

 法を犯しているということであれば、言語道断ではありますが、それ以外に、やはり企業には社会的責任があると思います。それは、倫理感や道徳感や正義感のようなものだと思います。不動産業界も含め、上記業界は問題があるとは言え、今後も私達の生活には必要不可欠なものだと思っております。だからこそ、社会的責任を果たさなければいけません。本業だけでは利益が出にくくなっている時代背景もあるかと思いますが、社会的責任を失っては、存続する価値はありません。そして、当社もその責任を果たして行きたいと思っております。 
                                      塩田了丈 

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